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どんな絵本?
みいちゃんはママに頼まれて牛乳を買いに出かけます。自転車にベルを鳴らされてどきんとしたり、坂道で転んでしまったり、ひとりで歩く道は緊張の連続です。坂をあがると、お店につきました。お店にはだれもいません。みいちゃんは深呼吸をして、「ぎゅうにゅうください」と言いました。でも、小さな声しかでません。お店の人は、小さいみいちゃんには気がつかないみたい……。小さな女の子の心の動きを鮮やかに描いた絵本です。
引用:福音館書店

とても細かく絵を描く作家さんなので、大人がじっくり読んでもとても楽しめます。
1番最初のページは、ママがちょっと忙しいのでみいちゃんに牛乳を買ってきてとおつかいを頼むところですが・・・
このページはこどもの頃は何も思いませんでしたが、自分が母親になって見てみると気になるところがたくさん!
- 赤ちゃんが泣いている・・・!
- お鍋もやかんも沸騰してしばらく経っていそう
- 洗い物が残っている
- お買い物してきて食材をしまえていない
- みいちゃんが1人で絵を描いているのに食器が出ているので、ごはん終わって結構経ったのかな?
- 掃除機も出ている・・・!
あーわかるわかる・・・と思うところからお話が始まります。
みいちゃんが初めておつかいを頼まれてどきどきしながらお店まで行ったり、なかなか「牛乳ください!」が言えない気持ちが繊細に描かれています。
こどもはみいちゃんに感情移入しながら、親はみいちゃんを応援する親の気持ちになりながら読むことができますよ。
こどもの頃にこの本を読んでおつかいに憧れたのを覚えています。
【ネタバレ注意!】こんな楽しみ方があります
迷子の猫ちゃんを見つけてみよう!

牛乳を買いに来た「筒井商店」のすぐそばに掲示板があるのですが、そこには迷子の猫ちゃんを探す張り紙が・・・。
林明子さんの絵本でこのようなものがあった時は、猫ちゃんがどこかにいるはずなんです。

戻ること数ページ。
お友達のともちゃんに道で会い、1人でおつかいに行くの、と話しているページです。
ページの上の方をよく見てみると、塀の上を猫ちゃんが歩いています!
お話を読んであげた後に、猫ちゃんを一緒に探してみるのも楽しいですよ。
みいちゃんは他の絵本にも登場していますよ!
みいちゃんとママ、赤ちゃんの3人は、実は林明子さんの他の絵本にもこっそり登場してるんです。
このやり方も林明子さんはよくやられていますので、ついつい「この本には誰かいないかな?!」と探してしまいます。
みいちゃん達が登場しているのは「いもうとのにゅういん」です!
妹が入院してしまい、お父さんとお見舞いに行った先の病院のページをよく見ると・・・

奥の自動販売機のところにみいちゃんとママと赤ちゃんがいました。
- みいちゃんの服
- ママの服
- MILKと書かれた文字
から「はじめてのおつかい」を連想させるようにしていますね。
自動販売機にはMILKと書かれているので、また牛乳を買っているのかな?
赤ちゃんが少し大きくなっているように感じるのがほっこりします。
いつ発売されたの?絵本情報はこちら
初版は1977年4月で福音館書店からでています。
作:筒井 頼子
絵:林 明子
筒井頼子さん、林明子さんはお2人とも1945年東京都のご出身で、このお2人で作られた本は他にもたくさんあります。
牛乳を買いに行くお店が「筒井商店」なのは筒井頼子さんを意識しているのかな?
「はじめてのおつかい」のグッズが色々あります!
お店ではなかなか見かけることが少ないですが、絵本に関連するグッズは実はあるんです。
みんなが知っているこの絵本のグッズを持っていたら「あ!」となりますね!
はじめてのおつかいのグッズはこのようなものがありますよ。
- マグカップ
- ガーゼハンカチ
- 巾着袋
- お名前シール
この中から2つここで紹介しますね。
「林明子 おなまえシール はじめてのおつかい」 200円+税
絵本の色々なページがついているのでお気に入りを貼りたいですね。

通園の持ち物に貼ってたら先生たちが反応してくれそうですね!
表紙のシールはどこに貼るか迷っちゃうね!
「ロングセラー絵本マグカップ はじめてのおつかい」 1,800円+税

マグカップで飲むのはやっぱり牛乳ですかね。
その他の商品は絵本ナビ で扱っているので見てみて下さいね!
同じ作者の他の本はこちら
筒井頼子さん、林明子さんのお2人で作られた絵本にはこのようなものがあります。
先ほど少し紹介しましたが、はじめてのおつかいのみいちゃん達が出てくる絵本です。
この絵本はお母さんにぜひ読んで欲しい1冊です。
2~3歳の子ってこうなっちゃうよね!!!と共感しすぎてクスッとする場面がたくさん出てきますよ。
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