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小児科と耳鼻科の違いって何?
実際、耳鼻科と小児科はどう違うのでしょう ?
どちらも風邪をひいた時にかかることができますよね。
でもそれぞれの科には得意分野があるのです。
詳しくみてみましょう。
小児科はこんなことが得意!
小児科は「子どもの病気全体」を診る診療科です。
こども特有の病気や、どういう時に重症化しやすいか、年齢に応じてどんな検査や治療をすれば良いのかしっかり見分けていますよ。
具体的にはこんなことが得意ですよ。
- こどもの採血。採血を怖がるこどもから上手に検査をすること
- 胸やおなかの音を聴いたり(聴診)、直接触ったり(触診)すること
スタッフも院内もこども専門なので、基本過ごしやすいですよね
耳鼻科はこんなことが得意!
耳鼻咽喉科は「耳・鼻・のど」を診る診療科です。
鼻や喉の奥を直接見ることができるので、その重症度がわかりますよ。
具体的にはこんなことが得意ですよ。
- ファイバースコープというカメラを使って耳や鼻の奥を見ること
- 鼻水やのどの奥の分泌物を直接吸い取ること
- 中耳炎で鼓膜切開をしたり、鼓膜換気チューブをつけたりできること
- 聴力・平衡覚など感覚器の検査をすること
インフルエンザの検査や各種細菌検査(RSとか溶連菌とか)もできますよ。
ただ、聴診器はあまり当てない印象です。
小児科と耳鼻科、どちらにかかるべき?
特徴はなんとなくわかりました。
じゃあどんな時にどちらの科にかかれば良いんですか?
具体的にそれぞれの科にどんな時にかかれば良いかご説明します。
小児科にかかるのはこんな時!
- 高熱や激しい咳が続いていて肺炎が疑われるとき
- 腹痛や下痢があるとき
- 皮疹(湿疹)が出ているとき
- 全身を診てもらうとき
- 急な発熱やけいれんを起こしているようなとき
離乳食時期の乳児、幼稚園時期の幼児、小中学生では同じ子どもでも注意すべきところなども全然違います。
子どもの成長全体に関することは小児科医の方が得意です。
専門的な処置が必要と判断した場合は耳鼻科や眼科、皮膚科などに紹介しますよ。
カルテにも受診の記録が残るので、気になることがあった場合はまずかかりつけの小児科医にかかる、というのもひとつの目安ですね。
耳鼻科にかかるのはこんな時!
- 黄色い鼻水が出ているとき
- 痰が絡む咳をしているようなとき
- 耳から液体がでていて中耳炎が疑われるとき
熱はないけど鼻水が続いている、といった場合は鼻水を吸えるので耳鼻科に来てください。
病院選びのポイントはここをみるべし!
我が家の体験談
長男が1歳手前の頃に風邪をひき、耳鼻科にかかりました。
風邪と診断され、いつもの薬を飲んでいたのですが、良くならず。。。
長くなってきてゼーゼーしているし、咳もしていたので、当時行きつけの小児科に行ったのですが、やはり風邪とのこと。
耳鼻科の薬はなくなっていたので、また小児科で新しく薬をもらいました。
その小児科は、何度かかかっていたのですが、いつもさっと診察が終わってしまい、検査などもあまりしてくれませんでした。
なんだかな、と思い別の小児科にかかるとすぐ簡易の採血をしてくれて、肺炎かも、と言われ大きい病院に行くことになりました。
結果、やはり肺炎でそのまま入院に(>_<)
「もっと早く来てね」と怒られてしまいました。
(もちろん経緯を訴えましたが)
検査をしてくれるかどうか、も大事なポイントだと思います。
こんなところで選んでみよう
病院選びのポイントはこんなところです。
- 過ごしやすい院内かどうか
- 相談したいことは言い出せる雰囲気か(診察があまりに短いなどはない?)
- 気になる症状がある場合は検査をしてくれるかどうか
- 予約はできるか(アプリで順番がわかる所も多いです)
- 感染症が疑われる子との隔離はできているか
まとめ
小児科にかかるか耳鼻科にかかるかは、基本的にはどちらも間違いではないです。
相談しやすい先生がいる、行きやすい病院がある、といったことがあればそちらの方が大事かもしれません。
ただ一般的におおまかにまとめると
鼻水がひどいのが気になっていて、鼻を吸って欲しいなら耳鼻科。
ゼーゼーしていたり、下痢や吐き気がある、その他気になること全体は小児科。
くらいでしょうか。
病院はクチコミなどを見て評価が高くても、行ってみたら自分に合わない、といったことも多くあります。
ちょっと「?」と思ったらいくつか病院を変えて通ってみるのもおすすめです。
きっと信頼できる先生が見つかると思います(^-^)
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